トラウマを消すメリットとデメリット

トラウマや悩みからの解放とは、その人が24時間365日執着してしまって脳裏に焼き付いている問題や障害が人生にあってもなくても、どうでもよくなっていくことだと思います。

トラウマの解放は本当に気が楽になり心地よく、自信が付くので利発な体験ができるので飛びつく方は多く見られます。
しかし、引き寄せを行う際は、トラウマや悩みからの解放を行い楽にさせて心地よくするのではなく、体験したい未来を実際に実展開させて細かな描写もデジャヴのように再現し、嘘でしょ?というような現実を実体験することが目的となります。

再現されれば、実際に目の当たりにしますから、大抵の方々が有頂天状態になります。
その時に、「トラウマ?悩み?ああ、ありましたし、苦しんでいた時期ありましたね」というような感じになります。

その時に、トラウマを消しましょうか?と投げかけても、「トラウマは必要だったんじゃない?」と自信と確信を持って断言できる状態に運ぶ事が、単にトラウマの解放を安易に行わない決定的な違いに感じています。

トラウマの苦痛を生かして引き寄せ力を増すことも可能ですから、そのトラウマが減ってしまえば引き寄せの確率は下がる事になります。NLPもそうですが、最終的に曇りがなく何事にも動じず利発になるというだけで、低確率現象の引き寄せとは全く違っていると仕分けしています。

トラウマの解放


当研究所も当初は、トラウマ解除やブロック外しを行い、多くのクライアントが悩みやトラウマが瞬時にどうでもよくなり楽を提供していた時期があり、本当に喜ばれはしましたが、特に1割程度しか明らかな引き寄せが再現されませんでした。9割の方は単に利発になり前向きに生きる選択をするだけで、特に現状に変化は起きませんでした。

その最大の理由に、悩みやトラウマの解放してしまうと、かんたんに脳裏から消えて解決してしまう事によって「相手を許せる許容量」が増し(宗教で言うなら「赦し」)、おおらかさが増してしまうので、何かを絶対に達成してみせるという意識より、器の広さや平常心が増すことで「今の不平不満だらけだった現状すらありがたく感謝できる」ようになってしまい、結局、コンフォートゾーンである現状から、変性意識である高揚体験側のエフィカシーに移行する素振りが見えない方々が続出してしまう事になってしまいました。

たしかに、利発さが増しておおらかにはなり、前向きさを発揮できるというのは変化が見られましたが、ただ単にそれだけ止まりの事ですので、奇跡的な何かかズバ抜けた現象が起きるわけではありません。第三者目線で、目標に対して現状の生活に感謝しながら能動的にイキイキ生きれるできるようになったと言うだけの話です。

もともとポテンシャルや意志が強固な方はその手法でも、十分びっくりするような現象は起きましたが、全体の1割程度にとどまるのみ。9割の方々は単に悩みがなくなりイキイキと明るく過ごせるようになっただけで、その先に得ようとしているエイブラハムの引き寄せの再現とは程遠いと感じました。
とにかく苦しみのトラウマを取ることが目的なのか、引き寄せそのものを起こしたいのかで、最終的な答えや途中のプロセスは全く違うものになります。そして、大抵の引き寄せを起こした方は、トラウマを消すメリットより、消さないメリットで展開しています。
とにかくどうにかしよう、何とか楽になりたい、少しでも早く忘れたい、楽に、すぐに、早くと焦りの感情が先行してしまうと、ますます抜け出せなくなるものです。

その願望に応える事は一瞬で出来ますが、楽になる事で得られるものは極度に少ないという事が言えるでしょう。
トラウマを消してしまう事は、時には悪循環となり、叶えたい願望から見事に遠ざかってしまい、現状に感謝でき惰性で終わりの場合が多いという事。つまり無意識から強力に何かを絶対に叶えたいという想いや欲望も同時に削ぎ落としかねない事に注意が必要です。適材適所で、消去していく事で、願望は保てたままやや苦しいが挑戦の心意気は残るという方が、快楽的な未来は展開しやすいと客観的に感じています。

不幸な状況の理由


あなたが今、不幸な状況にいらっしゃるという事は、確実な事をここで1つお伝えできるとするなら「今のあなたでは勝てない」「今のあなたには問題に打ち克つだけの力量がない」為に、今の現象が起きている事をハッキリと自覚される事をお勧めします。20歳を過ぎて一生懸命に人生を生きているにも関わらず悪い方へ悪い方へ苦戦する方は、「頑張ってもできない」「運が悪い」のではなく、「方法や抜け方を知るツールが一切無い」「切り抜ける要素を全く持ち合わせていない」という表現が正しいと感じています。

頑張っても結果が出ない時の大抵は「やり方が間違っている」と極端な話、思ってもらっても過言ではありません、究極のところ「モテない魅力が無い人」ではなく「モテようとしてない上にモテ方を知らない人」という事に繋がります。
その無知という情報弱者の流れを断ち切り、ひとまず苦しみを即座にどうでもいい爽快な状態に持っていき、あなたがなりたい未来を鮮明に描かせたのち、それを無意識に入れ込んだものを現実化させる為に、トラウマをある程度残したまま思考の意識レベルを上げていくということが基本になります。
ここで、よくなっている方々は、悩みに対して「もう、どうでもいい」「最近、苦しんでた時すら忘れていた」「ごめん先生、記憶自体が全く思い出せない(笑)」

こういう感想を持ちます。人生は長いように思えますが、圧倒的に短い事を知り、今を大事にし、より強い力で割り切れることで本来のあなたに変化していく訳です。3.33333…ではなく、3です!とハッキリ言える日々を送れるわけです。0.33333…はあなたはどうするおつもりですか?と批判や嫌われる事を気にしてしまえば、不安神経、解離性、疲労症候群、脅迫やうつ、神経症、HSPや無駄な完璧主義が完全に出来上がりお終いです。短い人生、さまざまを吸収して成長する事は大切ですが、時として割り切り、切り捨てる事でデータが空き、更に吸収できる事をここで知って下さい。
大切なものや人を、必ずしも大切にする必要はないと言うことです。
それができるようになれば、恐怖も恐怖ではなくなり、不安を次第に不安を感じなく、依存のブロックが外れて自立できるようになっていきます。

ただし、悩みが根深いほど、並大抵なことでは治ることはありませんし、つまずいているトラウマが1つの方と、500以上ある方がいらっしゃり、トラウマを作りやすいタイプと、作りにくいタイプもあり、ケースバイケースで個人差がありますら、
自分自身がどう生きていきたいか、どこでつまずいていて、それをどうしたら別のステージに、または、本来の未来が展開するのか?そういった動機が心に強くあれば、必ず期待に答えられると感じていますし、ここにはそのスキルも経験も豊富にあり、大抵の方々はご満足頂けるプログラムだと感じています。

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